
ダイバーシティ研究?職場環境の整備
研究支援員制度
研究支援員が研究補助を担うことで、ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】中の研究者が計画的に研究の遂行と生活時間の確保ができるように支援する制度です。
力仕事サポーター制度
女性研究者が妊娠?出産?病気からの復帰(病気からの復帰は男性研究者含む)で力仕事が必要な作業(実験機器の運搬等)を事前登録の力仕事サポーターが支援する制度です。
ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】からの復職支援制度
過去2年度以内に、ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】(妊娠、出産、育児、介護)のため、休業又は産前?産後休暇、もしくはその両方により、3か月以上やむを得ず研究活動を中断した方の研究を支援します。
支援金額:10万円以内
以下の研究が採択されました
2022年度採択
研究課題名:「Deauville分類による肺腺癌の病理学的浸潤性の予測」
- 採択者
- 西森 美貴 特任助教(医学部 放射線診断?IVR講座)
2021年度採択
研究課題名:「高知に所縁のある日系カナダ人二世ロイ?キヨオカによる母親の伝記の研究」
- 採択者
- 関 良子 准教授(人文社会科学系 人文社会科学部門)
研究課題名:「皮膚指向性ウイルスの感染状況の解明と疾患との関連性の探索」
- 採択者
- 橋田 裕美子 助教(医療学系 基礎医学部門)
研究課題名:「ヒト臍帯血による脳性麻痺治療の神経新生メカニズムの解明」
- 採択者
- 王 飛霏 助教(医療学系 基礎医学部門)
2020年度採択
研究課題名:「宝石サンゴの地球科学的研究」
- 採択者
- 奥村 知世 特任助教(188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 海洋コア総合研究センター)
研究課題名:「小児肥満に関する遺伝環境交互作用解析」
- 採択者
- 満田 直美 特任助教(188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 医学部 環境医学教室)
2019年度採択
研究課題名:「便秘症状の改善が及ぼす日常生活の質の影響に対する評価」
- 採択者
- 医療学系 看護学部門 笹岡 晴香 准教授(188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 理工学部 化学生命理工学科)
「ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】からの復職支援制度」を利用して 笹岡 晴香 准教授利用者の感想

私は、2人目の子供を出産して10カ月の育児休暇取得後に職場復帰しました。恥ずかしながら、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】で10年以上働いていますが、子供を持って初めて大学における育児支援の大切さを痛感しました。育児休暇明けは、研究費の獲得が難しく、研究を進めるための予算をどのようにしようかと悩んでおりました。その時に、この支援を受けることができて、本当に助かりました。この制度の他に、休日の入試に関する託児もよく利用させ頂いております。休日の仕事は、子供の預け先を探すのが大変ですが、大学がサポートしてくれることで安心して仕事ができます。大学で教員として研究しながら子育てをする…他から見たらとても大変に見えるようですが、いろいろなサポートによって私の仕事と育児の両立が支えられています。
研究課題名:「妊娠中の喫煙と貧血が胎盤重量に与える影響について(エコチル調査のデータを用いたコホート研究)」
- 採択者
- 満田 直美 特任助教(188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 医学部 環境医学教室)
2018年度採択
研究課題名:「脳性麻痺治療を目指した臍帯血移植による脳内微小環境の制御」
- 採択者
- 王飛霏 助教(188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 医学部 先端医療学推進センター)
「ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】からの復職支援制度」を利用して 王飛霏 助教利用者の感想

私は2017年に第一子を出産後、育児休業を経て復帰しました。復帰後は、子供の想定外の発熱や病気で休んでしまうことが多く、なかなか思い通りに研究が進みませんでした。
さらに、一旦ストップさせていた実験の系をもう一度立ち上げる必要があり、そのために研究費が必要でした。そんな時に「ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】からの復職支援制度」を知り、申請しましたところ、採択され、実験を順調に再スタートでき、とても有り難かったです。
子育てしながら研究を続けるのは想像以上に大変なので、やはり周りのサポートが必須だと思います。私は幸い、技術補佐員さんや事務員さんがたくさん研究を手伝ってくれ、家では夫が子供のお風呂などを手伝ってくれました。今後も様々なサポートを利用しながら研究を続けていきたいと考えています。
オンライン講座

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】は認定NPO法人マドレボニータと法人契約を結び、本学女性研究者の産休育休からの職場復帰を支援するためのオンライン講座を導入しています。また、この講座の特徴は産休育休の当事者(家族や支援者)だけでなく、職場の管理職や同僚職員が参考にできるプログラムが用意されていることです。出産や育児に対する科学的な知識を取り入れて、ダイバーシティ職場環境を実現します。(2020年度に実施)
高知県ワークライフバランス推進企業認証

このたび188bet体育_188bet赌场-【平台官网】は、「高知県ワークライフバランス推進認証企業」の認証を取得しました。今回は「次世代育成部門」の更新に加え、「介護支援部門」で新規の認証をいただきました。
認証期間は188bet体育_188bet赌场-【平台官网】4年12月1日から188bet体育_188bet赌场-【平台官网】7年11月30日までです。
皆さま、日々のご理解とご協力をありがとうございます。
そして、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
介護準備パンフレット『介護に備えちゅうかえ!』


ロールモデル講演会
2023年6月21日 メッシュワーク的に編むキャリア:トンガのフィールドワークから企業との協働へ詳細内容


6月21日(火)、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】5年度ロールモデル講演会の第2弾を行いました!
講師に合同会社メッシュワークの共同創設者であり、人類学者の比嘉夏子さんをお迎えして、「メッシュワーク的に編むキャリア:トンガのフィールドワークから企業との協働へ」というテーマでお話しいただきました。

参加者はトンガ王国のお話に惹きつけられながらも、比嘉さんが語る「人類学の視点」を取り入れたOS(オペレーション?システム)をインストールして身近な社会を見ることの意味、それを企業が求めている様子を掴んでくれているようでした。

ネットワークは点と点を結び、最短距離を効率的に移動するイメージだけれど、メッシュワークははじめに線があって蛇行しながら結び目を作っていくというイメージ、という比嘉さんの言葉が印象的でした。
学生もメッシュワーク的に考えることで、途中の景色を楽しむ余裕を持ったキャリア設計もいいなあと感じたようです。

また、会社の名前を考える際に、著書から感銘を受けたというイギリスの人類学者ティム?インゴルドさんに、比嘉さんがはじめてEメールで相談したというエピソードに、想いを伝える勇気や行動の大切さに気づきを得たようです。
次は、FD?SD(教職員研修)で、メッシュワークの手法を用いた組織改善のワークをお願いしたいです。比嘉さん、興味深いお話をどうもありがとうございました!





2023年5月29日 カトラッチャ 自分が関わってきた国や人々への想いを大切に詳細内容





5月29日(月)に188bet体育_188bet赌场-【平台官网】5年度ロールモデル講演会を開催しました。
講師には愛媛県のカトラッチャ珈琲焙煎所代表の今井英里さんをお迎えし、「カトラッチャ 自分が関わってきた国や人々への想いを大切に」についてお話しいただきました。
講演会に参加予定の学生には事前アンケートをお願いしていましたが63件の質問が寄せられました。

今井さんは愛媛県出身、愛媛大学教育学部を卒業後すぐに青年海外協力隊に参加し、中米のホンジュラスに算数指導のボランティアとして派遣されました。
周囲からはホンジュラスの治安を心配する声もありましたが、実際に行ってみないとわからないこともあるよねという言葉に背中を押されて、参加したそうです。当時はとても心配していたご家族も今ではホンジュラスの大ファンだとのことです。

今井さんは小学校で児童や先生に算数を指導しながら、実は学校の外の風景、貧しさの為に学校で学べない子どもたちのことが気になったそうです。自分にできることは何かと1年間ほど考えていた時に、街のカフェである女性との出会いがありました。コーヒー農園の生産者でカフェのオーナーであるナンシーさんです。
今井さんはそれまでコーヒーはどちらかというと苦手だったそうですが、ナンシーさんのコーヒーを飲んだ瞬間にそのイメージがガラッと変わったそうです。そして、これだ!と考えるようになりました。
そして、今井さんは帰国後にコーヒー店で修業しながら一からコーヒーについて学び始めました。いくつものお店に修行をお願いしましたが殆ど断られ、最後にホンジュラスのコーヒーに興味を持ってくれた店主が受け入れてくれたのでした。
そして、準備期間を経て、今井さんは新たな修行の為に再びホンジュラスを訪ねました。
ナンシーさんは今井さんのプランを聞いて快く3か月の修行を受け入れてくれました。
今井さんが考えたのは、ホンジュラスの生産者の顔が見えるビジネスモデルです。生産者に不利な条件が多い世界のコーヒー農園ですが、正当な対価で取引をするフェアトレードが広がっています。しかし、今井さんは、もっと直接ホンジュラスの各生産者に利益が届くようにする必要があると考え、ダイレクト?トレードを選びました。講演後の学生アンケートからもダイレクト?トレードを選んだ背景についての感想が多くありました。
カトラッチャ珈琲焙煎所には多くのファンも付き、各地のコーヒーショップにも豆を卸すようになりました。カトラッチャのコーヒー豆にはその生産者の顔写真がついたカードが添えられています。日本の消費者も、今日はアルトゥールさんのコーヒーがいいな、今回はナンシーさんのだなというように直接生産者の顔を思い浮かべながらコーヒーの香りと味を楽しめます。
コーヒーが軌道に乗った今、少しづつ次の展開も考えているそうですが、それも生産者に直接思いが届くようなビジネスになりそうです。
講演会では、参加した学生から現地でのコミュニケーションの大変さや、ビジネスの苦労について質問がありました。今井さんからは、「初めて使うスペイン語なので確かにコミュニケーションが難しいところもあったものの、コミュニケーションは実は人間関係と気づいてからは上手くいくようになった」「ビジネスも考えてみれば大変なこともったように思うが、実は楽しんでやっているのでいわゆる苦労はあまり感じなかった」という回答がありました。
最後に今井さんから、「やりたいことの構想を考えたら、あとはご縁を大切にしながら目の前のことを一つ一つ丁寧にこなすことが大切で、「人」「タイミング」「場所」が上手く揃った時に物事が進む気がします。やりたいこと好きなことが分からない時は「ここちよいこと」をやってみることが良いのではないでしょうか」という主旨の助言がありました。

学生、教職員、一般から80名以上の参加者がありましたが、77名が提出してくれたアンケート用紙にはぎっしりと感想や意思表明が書かれていました。その内容からは参加した学生が今井さんの話からインスピレーションを得たことが伺えました。
今井さん、貴重なお話有難うございました。
※なお、本文は講演会を聞いていた男女共同参画推進室の廣瀬が、記憶を手繰って書いているため、若干講師の言葉遣いや表現に筆者のオリジナルや主観が混ざっていることを申し添えます。
2022年12月06日 人工知能とのつきあい方詳細内容

男女共同参画支援ステーションでは、2022年12月6日にロールモデル講演会「人工知能とのつきあい方」を開催しました。講師は村上祐子氏(立教大学大学院人工知能科学研究科教授)で、活躍する女性研究者に最新の研究状況をうかがいました。DCセミナーとして大学院総合人間自然科学研究科の博士後期課程の大学院生も参加し、大学院黒潮圏総合科学専攻共催により実施しました。小島優子准教授担当の「基礎倫理学1」受講生も参加し、学生と教職員合わせて75名が参加しました。
「人工知能が仕事を奪う」のような恐怖や不安を煽る言説と、人工知能やロボットで人間の生活が快適になるといった楽観的観測が入り乱れています。私たちはこのような状況の中で、どのように人生を進めることになるのかという問いが、講師から参加者に出されました。これまでもロボット?人工知能が電話交換やレジなどの仕事を代替してきました。ですが、家庭での労働は工業化?ビジネスに取り残されており、個別プロセスのコーディネートを含む家事はむしろ増大しています。AI倫理は発展途上であり、技術的には解決できない課題があり、どう使うかは人間が考えなければならず、人間が選択に困ってしまうような状況にならないような規制が必要です。
参加者アンケート(回答者61名)では、全員が「とても分かりやすかった」「分かりやすかった」、人工知能とのつきあい方を考えるうえで「とても役に立った」「役に立った」と回答しており、大変満足度の高い講演会でした。
2022年06月20日 自分が使える時間は限られているから、選ばなければいけないんだ — ボツワナとパラオの経験から —詳細内容

男女共同参画推進室は6月20日(月)に188bet体育_188bet赌场-【平台官网】4年度ロールモデル講演会「自分が使える時間は限られているから、選ばなければいけないんだ—ボツワナとパラオの経験から—」を開催いたしました。講師として、パラオ国際サンゴ礁センターの広報担当、伊藤洋美さんをお招きし、パラオ?高知をオンラインで繋ぎました。当日は84人が参加しました。
講師の伊藤さんは、筑波大学芸術専門学群を卒業後、東京の広告制作会社に勤務し、商品のパッケージデザインやマス広告、ウェブデザインの仕事をしていたそうです。そして、ある時、伊藤さんの広告やデザインの経験を「世界の問題解決」に取り組んでいる団体とコラボしたらどんなことが起きるだろうと考え、本セミナーのタイトル「自分が使える時間は限られているから、選ばなければいけないんだ」にたどり着きました。
伊藤さんは、カンボジアのNGOで広報プロボノ的な活動を始め、2014年にJICA青年海外協力隊(長期派遣:ボツワナ国立博物館)に参加し、博物館の展示や広報に従事しました。2017年には再びJICA青年海外協力隊(短期派遣:パラオ国際サンゴ礁センター)に参加し、水族館と研究所が併設された国際機関でデザインの業務に従事しました。そのような経験の中で、「援助をしている」と考える仕事のスタンスから、現地の職員と対等に協働するスタンスに変化があったそうです。ボツワナやパラオははじめ思っていたよりも貧しい社会ではなく、その現場ではアドバイスだけする指導員は求められていないこと、時にアドバイスを貰い、同僚のプロジェクトを助けることが、自分自身が行いたいことを進める上でも大切であることなどを学んだと言います。
このような経験を経て、現在はボランティアとしてではなく、パラオ国際サンゴ礁センターに雇用される職員として、同僚たちと協働しながらプロジェクトを進めているそうです。参加した学生からは、伊藤さんのバイタリティはもとより、同僚たちと対等な交流の中から信頼を勝ち取っている姿に多くの関心が寄せられました。
2022年01月11日 功利主義と現代について詳細内容

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】4年1月11日にロールモデル講演会を開催しました。男女共同参画推進室主催、大学院黒潮圏総合科学専攻共催によるDCセミナーとして開催し、小島優子准教授担当「現代思想論」受講生ほか、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】教職員計58人が参加しました。
講師の奥野(中野)満里子先生は、Assistant Professor (Bioethics), The University of Alabama at Birmingham School of Medicine、アラバマ州ゲノム健康プロジェクト生命倫理部門長、UABプレシジョン?メディシン研究所倫理顧問を務めています。アメリカで活躍する女性研究者に功利主義と現代について最新の研究状況をうかがいました。
功利主義の考え方は、「道徳的に正しい行為とは、とりうる行為の選択肢のなかで、直接的?間接的に影響を受ける全ての人たちに、全体として最大限の善をもたらすような行為である」というものです。奥野先生の専門であるヘアの「二層型功利主義」の理論など、功利主義の考え方を講演していただきました。ヘアによれば、「嘘をつくな」などの一般的な規則に従う「直観のレベル」と、常識的な規則や直観で判断がつかないディレンマ事例で「これは誰の幸福のためになるのか?」を問う「批判のレベル」の二つのレベルのどちらにも功利主義は使うことができます。
現代医療のなかで、例えば、結合双生児の分離手術のようなディレンマが生じた際に、功利主義は「いったい誰の幸せのためにやってるの?」というシンプルな切り口を提供することができます。しかし、私たち人間は不完全なので結果予測は間違っているかもしれないので、対話や議論が必要となってきます。参加者アンケートでは、全員が「とても良かった」?「良かった」と回答し、たいへん満足度の高い講演会でした。学生からは、外国の教員の講義をリアルタイムで聞き、教員同士のディスカッションが興味深かった、自分が生きていく際に功利主義の考え方を心に留めておこうと思った、という感想がありました。
2021年06月07日 出会い?共感?協働?フィリピンでのボランティアをつうじて得た視点?詳細内容

6月7日、吉村綾乃氏(高知県国際交流協会職員、2017-2 JICA協力隊フィリピン派遣?コミュニティ開発)をお招きし、ロールモデル講演会「出会い?共感?協働?フィリピンでのボランティアをつうじて得た視点?」を開催しました。吉村さんは高知県出身、土佐女子中高校から香川大学農学部に進学し、その研究室で出会ったエチオピア出身の研究生との交流から国際協力への関心が高まったそうです。大学卒業後、JICA協力隊員(コミュニティ開発)としてフィリピンに派遣されると、思っていた以上に上手くいかない活動に悩んだそうです。そこで、意識して取り組んだことは、出来る限り現地の人と衣食住をともにすること、とにかく彼らと一緒に過ごし、彼らのことを学び、行動を真似てみる。そうすることで、現地の人たちとのコミュニケーションの機会が増え、本音を聞かせてもらえるようになりました。そのほか、ボランティアである自分のことも知ってもらえるように、友人たちと協力して行った日本文化紹介の188bet体育_188bet赌场-【平台官网】なども効果があったそうです。浴衣を着ての盆踊りや書道、折り紙などを通じて、多くの人と交流する機会を持ちました。また、JICA協力隊を終えて、高知に帰ってきたときに、フィリピンに行く前以上に日本や地域の課題に目が向くようになりました。そして、現在は高知県国際交流協会で職員として働きながら、高知県と外国の人々をつなぎ、高知県の国際交流の課題に取り組んでいます。
2021年01月12日 生きて死んでゆく私たち?その間に私?あなたは何をしたいか詳細内容

2021年1月12日にロールモデル講演会をオンライン開催し、62人が参加しました。参加者アンケートでは全員から「とてもよかった」?「よかった」という回答があり、たいへん満足度の高いセミナーでした。オンラインを利用したアメリカの大学教員による講演であったことから、日米の死生観の相違について学ぶことができ、さらに両者に共通する倫理的な考え方について考えさせられるセミナーでした。
講師の奥野(中野)満里子先生は、Assistant Professor (Bioethics), The University of Alabama at Birmingham School of Medicine、アラバマ州ゲノム健康プロジェクト生命倫理部門長、UABプレシジョン?メディシン研究所倫理顧問を務めています。
新型コロナ禍では、生命倫理の研究者として、集中治療?人工呼吸器?ECMO?ワクチンなどの選別は許されるのか、ほかの診療?治療を犠牲にしても新型コロナ治療を優先すべきかといった、生と死をめぐる私たちの価値観の問題を扱っています。
日米では文化も歴史的背景も、宗教観や価値観も違う中で、安楽死と死の幇助に関する日米の事例をご紹介いただきました。
2020年07月20日 キャリア形成と国際ボランティア:助産師の経験から詳細内容

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】2年7月20日に塩﨑直子氏をお招きし、『ロールモデル講演会』「キャリア形成と国際ボランティア:助産師の経験から」をオンデマンド配信で実施しました。塩﨑さんは助産師として、専門学校や大学で後進の育成に携わるほか、シニア海外協力隊としてエクアドルの助産師育成の活動を2年間勤め、そして、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】2年には同じく助産師育成の活動でタンザニアに派遣される予定とのことでした。まさに世界を股にかけた仕事をしている塩﨑さんですが、大学を中退してからの助産師への歩み、初めてのスペイン語での仕事、異文化での暮らし、そして大学院での学び直しの経験についてのお話から、キャリアについての考え方や行動の原動力をうかがい知ることができました。参加者からは、たくさんの質問やメッセージが寄せられましたが、塩﨑さんは後日その質問に一つ一つ丁寧に答えながら、応援のメッセージを贈られました。
2019年10月10日 固定観念を脱ぎ捨てる ー 哲学研究とフランスから学んだこと詳細内容

2019年10月10日にロールモデル講演会「固定観念を脱ぎ捨てる—哲学研究とフランスから学んだことー」を開催し、60人が参加しました。講師には、四国大学文学部教授の谷口薫氏をお呼びし、仕事と生活のキャリア形成についてお話を伺いました。
谷口先生はフランス哲学を専攻し、フランスで幼少期と高校時代を過ごした経験から、フランスの文化は大人中心の成熟志向の文化であり、個人が重視されることが語られました。大学院時代はフランス現代思想やジェンダー論をたくさん読み、業績や論文、スキル?資格を積み上げていくことの重要さが指摘されました。働き始めてからは、譲れないところと譲れるところの見極めが大事であり、正しさに拘泥せず、固定観念を脱ぎ捨てることが大切です。「○○が当然」という固定観念は不自由を生むので、自分がどうしたいのか見失わないこと、さらに異文化体験は人を豊かにし、強くするというメッセージが伝えられました。
2019年06月10日 女性と健康と文化 ー 国際フィールド研究の経験から ー詳細内容

2019年6月10日、九州工業大学の宮地歌織先生(当時)をお招きし、ロールモデル講演会「女性と健康と文化?国際フィールド研究の経験から?」を開催しました。190人を超える参加者がありました。
綿密なデータと豊富な国際経験をもとに、宮地先生のキャリアの組み立て経験、仕事と家庭の両立、そして先生のフィールド研究であるケニアの女子割礼(Female Circumcision)に触れながら、リプロダクティブ?ヘルス/ライツ、自分の生殖行動に関する意思決定やその権利について学びました。参加した学生の皆さんは真剣な表情で宮地先生の話を聞いていました。講演後に宮地先生の周りに質問する学生が集まり、学生にとっても非常に興味深い話であったことが伺えました。
2019年06月03日 国際的に活躍する女性研究者に訊く、シビル?エンジニアリングの世界と魅力詳細内容

2019年6月3日、次世代のキャリア支援の一環として、ロールモデル講演会「国際的に活躍する女性研究者に訊く、シビル?エンジニアリングの世界と魅力」を開催しました(朝倉キャンパス)。
講師の庄子真由美氏から、国際協力機構のインフラ整備専門家として、ザンビア、ミャンマー等での国際協力プロジェクトの仕事と育児の経験から、土木工学分野で働く魅力、育児との両立、キャリア形成について講演をいただきました。小さなお子さんとの単身赴任のなか、土木技術の専門家としてミャンマーで働く姿や両立の工夫に参加した学生は興味津々でした(参加者208名)。
2019年01月24日 女性?私?哲学詳細内容

平成31年1月24日に、ロールモデル講演会「女性?私?哲学」を開催しました。人文社会科学部「男女共同参画の哲学」受講生のほか、DCセミナー、黒潮圏セミナー指定科目として、大学院生等が参加しました。講師の木村恵子氏は、学生時代にミス?青山学院に選ばれた後、無理やり合コンに誘われたり知らない男性から電話がかかってきたりすることによって、女性として対象化されることに傷ついたそうです。しかし授業でカント哲学を学び、人間性を単に手段として扱うことを禁止し、目的自体として扱うことを学び、自分を目的自体とみなして自ら考え行動するようになりました。このように考えると、哲学することは、自分の中に動機を持ち、自分が主体的に意志していくことと言えるでしょう。
大学卒業後に働いてお金をためた後、木村氏はカントを勉強するために子連れでドイツに語学留学し、その後、日本に帰ってきて大学院に入学しました。しかし、日本の哲学系の学会では女性がほとんどおらず、女性が日本で哲学を続けるのは厳しい環境にあることが分かりました。けれどもドイツでは多くの女性研究者が活躍していることから、ドイツの大学に半年間留学しました。そこでドイツ人の教授の下で博士論文を書かないかと誘われます。中学生の息子に「メジャーリーグに誘われたようなものだ」と言われて、単身でドイツ留学することになりました。木村氏は自身の個人的な経験から、聴講者一人一人が何か普遍的なものを感じ取って、日本人という枠を超えて男女が協力できるようになってほしいと講演を締めくくりました。
女性活躍推進のためのセミナー
2021年10月28日 ジェンダー格差を生む心のしくみ詳細内容

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】3年10月28日に女性活躍推進セミナー「ジェンダー格差を生む心のしくみ」をオンラインにより開催し、小島優子准教授担当の「男女共同参画の哲学」履修生の他、教職員も含めて65人が参加しました。講師は広島大学大学院人間社会科学研究科の森永康子教授で、社会心理学の観点からジェンダー?バイアスについて講演していただきました。
私たちは誰でもジェンダー?ステレオタイプを持っています。つまり、誰でも偏見をもち差別をする可能性があります。このため、女性がステレオタイプを違反することへの罰として、二つのバックラッシュ効果があります。第1のハードルは、同じレベルの能力では、男性に負けることです。採用や昇進場面で同一の履歴書などを使う実験的研究では、女性の方が採用可能性が低いという結果が生じています。第2のハードルは、強引さや支配性は女性にとって禁止的なステレオタイプなので、第1のハードルを乗り越えた女性や権力志向の女性は「仕事はできるけど、イヤな女だよね」と嫌われることです。
また、「子育ては大変だから、小さい子がいる女性には仕事をあまり振らないようにしよう」という考えは、根底に「女性は能力が低い」とみなすステレオタイプがある「好意的性差別主義」であり、その結果、女性が仕事を学ぶ機会を奪われて意欲を失うという悪影響が指摘されました。
ステレオタイプは完全に無くすことはできないので、自分はステレオタイプを持っているということを自覚して、社会の中で自分の振る舞いを行っていくこと、また制度を変えていくことが大事であるというお話をしていただきました。無意識のバイアスの研究知見を活用して、性別が評価に影響しないようにすること、男性中心的な評価基準を変えることなどが挙げられました。
参加者からは、全員から「とても良かった」?「良かった」という回答が得られ、大変ためになるセミナーでした。
2020年度配信 女性活躍の推進を通じて学ぶダイバーシティ e-ラーニング詳細内容
男女共同参画推進室では、「女性活躍推進セミナー」としてe-ダイバーラーニングを実施しました。利用者アンケートでは、全員から「分かりやすかった」、「役に立った」という回答を得ました。e-ラーニングでは、ダイバーシティの定義、取り組みへの背景を通して、女性活躍の必要性を学びました。管理職、女性職員、男性職員、それぞれの視点で学習することにより、職場でのコミュニケーションの取り方を見直すきっかけをつくりました。女性職員の視点からは、仕事と育児の両立やリーダーというチャンスへのチャレンジ、これからのキャリア形成を考えました。さらに管理職の視点からは、育児休業から復職した女性への対応を学ぶことができました。
2020年01月20日 21世紀の生き方?働き方を考える ー ライフ?ワーク?キャリアを築くために ー詳細内容

2020年1月20日に、大沢真知子氏(日本女子大学人間社会学部 現代社会学科教授、日本女子大学現代女性キャリア研究所所長)をお招きして、女性活躍推進セミナー「21世紀の生き方?働き方を考える ー ライフ?ワーク?キャリアを築くために ー」を開催し、194名が参加しました。
国際的にみて日本の若者の昇進意欲は高くないのはなぜかを問いかけ、長時間労働を良しとする企業風土や日本人の労働生産性の低さについてお話いただきました。昇進意欲を高めるには、チャレンジングな仕事や昇進に結びつく仕事を通じて自己効力感を持つこと、上司からの承認を受け、組織での所属感を得ることが必要です。このような働き方によって、仕事と人間関係?健康?社会とのワーク?ライフ?インテグレーションを生むことができるのです。
2019年02月04日 自分らしいリーダーシップの磨き方、磨かせ方詳細内容

平成31年2月4日に高田朝子氏(法政大学大学院イノベーション?マネジメント研究科教授)を招いて、女性活躍推進のためのセミナーを開催しました。開催挨拶は宮井千恵理事(ワークライフバランス担当)が行い、本学の男女共同参画の取組について紹介しました。
講師の高田朝子氏から、女性を取り巻く問題や、女性が管理職になる前に知っておく必要があることを学びました。女性がリーダーシップを築くには、男性の規範に近づくのではなく、自分らしいリーダーシップを磨くことが大事であることが伝えられました。女性は自己主張しないという「しなやか幻想」や、「女性は男性の倍働かなければならない」という呪縛に捉えられています。上司が言葉で方向性を与えることが大事であり、一言で女性が救われることが伝えられました。セミナー参加者は、女性がリーダーシップをとるために、おかれている状況や問題点、仕事の進め方について考えました。
マネジメントセミナー
2023年09月12日 アンコンシャス?バイアス?無意識の偏見とは何か?詳細内容


9月12日(火)、男女共同参画推進室は「ダイバーシティ経営セミナー」を開催しました。
今回のテーマは「アンコンシャス?バイアス?無意識の偏見とは何か?」です。講師に、株式会社うなぁ沖縄代表の玉城直美さんをお招きし、沖縄と高知でZoomを繋いでの開催となりました。
冒頭、「アンコンシャス?バイアス」という言葉を初めて聞く参加者にもわかりやすい説明がありました。私たちが無意識に持っている偏見の存在についてクイズや参加者同士の意見交換を盛り込みながら、テーマにアプローチしていきました。クイズや統計資料の説明を聞いた学生は、例えば、職場の労働慣習や男性の育児休業の取得、キャリア形成などで50台、60代男性よりも20代男性の方がジェンダーに対するバイアスを持っているというデータを見て驚いた様子でした。講師からは、統計が示された項目だけでなく、私たちの身の回りには多様なバイアスがあって、常に意識してアップデートしていく態度が大切で、バイアスに捉われて諦めてしまったり、決めつけたり(「価値観の決めつけ」「能力の決めつけ」「解釈の決めつけ」「理想の決めつけ」)することから逃れるためにもアンコンシャス?バイアスに気づくことが大切とのコメントがありました。最後に、参加者によるグループでの話し合いの様子が共有され、参加者のテーマに対する関心の強さがうかがえました。
今日のセミナーにはライブで48名の参加者がありました。
2023年01月23日 ダイバーシティ経営と従業員の創造性と生産性詳細内容

男女共同参画推進室は、これまで実施してきた「マネジメントセミナー」や「女性活躍推進セミナー」を統合して「188bet体育_188bet赌场-【平台官网】4年度 ダイバーシティ経営セミナー」を開催いたしました。人材の多様性が組織の創造性や生産性を高めるだろうことは理解できますが、単に年齢、性別、国籍が多様な人が集められれば良いかといえば「そうした多様性が活かされる組織」である必要があると考えられます。
このたびは、高知県大豊町在住で、株式会社VPアドバイザーズのバイオレット?パチレオ代表取締役をお招きし、「ダイバーシティ経営と従業員の創造性と生産性」についてお話を伺いました。
バイオレット?パチレオさんは機関投資の分野で日本株式を中心にシンガポール、英国、米国、香港などにおいて国際的に活躍され、環境?社会?良い統治を測るESG指標を活用したESG投資を通じて、企業のダイバーシティ経営を見てきたそうです。
その経験の中で、企業のダイバーシティ経営の状況は投資家からの評価にとって重要であることに加え、企業のリスク管理や社員のエンゲージメントの醸成、業績向上等にも優位に効果が見られることが報告されました。また、ダイバーシティ経営のなかでも、女性管理職が多く活躍できる企業では、女性がアイデアを出しやすく、イノベーションによる業績が向上するとのお話もありました。
当日はZoomによるオンライン開催でしたが、学内外から教職員、学生120人がライブで参加しました。ダイバーシティ経営やワークライフバランスのような働き方について、投資家からの評価という観点からお話を聞くことはこれまであまりなかったこともあり、新鮮な気づきがたくさんあるセミナーでした。
講師のヴァイオレットさん、ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。
2022年02月28日 ハラスメントと捉えられないための『怒り』の伝え方詳細内容

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】4年2月28日(16時?17時30分)、マネジメントセミナー(徳島大学?188bet体育_188bet赌场-【平台官网】連携?キャリア形成セミナー2021 Part2「キャリアデザイン能力編」)をZoomウェビナーで開催しました。セミナーにはライブ参加希望?録画視聴希望あわせて76名の申し込みがありました。当日は全国から42名の参加がありました。
このセミナーでは、講師に喜田智也氏(株式会社ポルトクオーレ代表取締役、NPO法人マインドフルネスリテラシー協会理事長、早稲田大学eスクール教育コーチ)をお招きし、「ハラスメントと捉えられないための『怒り』の伝え方」をテーマにお話をいただきました。
行動経済学を交えたお話の後、3つの事前質問を踏まえ、参加者とチャットを交わしながらセミナーは展開しました。事前質問は、①「何度注意しても改まらない人への注意の仕方」②「自分の正しさを信じて疑わず、注意に対しても自己の正当化に躍起になるばかりか、逆パワハラ呼ばわりする人への対処法」③「企業等でのパワハラ気質の人の評価の状況」についての質問でした。
「ハラスメントと思われないため」が今回のセミナーのテーマであることを前置きしつつ、様々な提案がありました。特に①については、「客観的な事実」を伝え、「素直な気持ち」を伝え、「提案」を伝えるアサーティブ?コミュニケーションを用いることの有効性についてお話がありました。また、②については、①の対処法に加え、業務上必要な指導の範囲を見極め適切に注意することの必要性について言及がありました。③については、いくつかの事例と前置きしつつ、人事は人物を多面的に評価していて、ハラスメントが疑われるような言動は意外と見られているとのことです。
自分は絶対正しいと思い込むのは危険なことで、ひょっとしたら自分の「正しさ」を押し付けてしまっているのかも、と考えることの大切さを改めて気づかされます。「あんなこと言わなければよかった」と反芻することもあまり気持ちが良いものではありませんが、それでも「ひょっとしたら、悪いこといってしまったかも」と思えることは大切なことなのだと思います。
2020年12月16日 リーダーシップ機能からハラスメント予防の足場を作る詳細内容

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】2年12月16日に『マネジメントセミナー』「リーダーシップ機能からハラスメント予防の足場を作る」をオンライン開催しました。 リーダーとして責任ある立場に就くと、様々な場面において人からの「相談」を受ける機会が増えます。しかしながら、相談の聞き方、注意点を学ぶ機会があまりないというのが実情です。今回のセミナーでは、講師にハラスメント防止コンサルタントの今岡まゆみさんをお迎えし、今年改正された「ハラスメント防止法」のポイントについて確認し、リーダーシップ機能を踏まえた、『いろいろな場面で想定される「相談」を受ける際の留意点』について学びました。セミナー中にZoomのチャット機能を使って、講師に質問やメッセージを送ることができるため、参加者からも多くの質問やコメントが寄せられました。在宅勤務でオンラインのコミュニケーションが引き起こすハラスメントも増えているとのことです。メールやチャットのマナーや言葉遣いをよく考えて送信することが大切ですね。
2019年07月26日 ヒューマンマネジメント講座「プレーヤーの流儀?マネージャーの流儀」詳細内容

2019年7月26日、篠田真貴子さんをお招きし『ヒューマンマネジメント講座「プレーヤーの流儀?マネージャーの流儀」』を開催しました。篠田さんからはご自身の経験から、リーダーシップとは「管理職になったから発動されるものではなく、年齢、性別、職位に関係なくだれでも、周囲の状況を見てみんなのためを思ってする行動」であって、管理職が権限のみで人を動かすのは、必ずしもリーダーシップではないと言います。例えば、打ち合わせの後、余ったお菓子を「はい、持っていきー」とみんなに持たせるような動き。「言われなくても、状況を見てみんなのために行動すること」がリーダーシップと言うお話に、参加者の皆さんも楽しんで聞き入っている様子でした。
2019年01月30日 それ大丈夫?相手の気持ちに気づくことから始めるパワハラ対策詳細内容

2019年1月30日(水)、ハラスメント防止コンサルタントの今岡まゆみさんを講師にお招きし、「それ大丈夫? 相手の気持ちに気づくことから始めるパワハラ対策」を開催しました。今岡さんによれば、パワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的?身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」のことです。ついつい言い過ぎてしまう攻撃的な人は、相手の気持ちや意見を受けとめないために、そもそも良好な人間関係がつくりにくいようです。そして、相手の気持ちや意見を受けとめないことで、相手に不満や怒りが生まれ、人間関係が壊れ、ギクシャクし、「不適切な言動」が重なるとハラスメントといわれる可能性も大きくなってしまいます。管理職?リーダーは自分の身を守るためにも「知って」?「理解して」?「実践してみて」?「適切な言動ができる」ようになることが必要とのことでした。ハラスメントを予防するためには、自分の意見を攻撃的にならないように伝え、相手の意見もきちんと受け止める、アサーションの能力も有効とのことで、第2部ではペアを組み、指導教員と大学院生という設定でロールプレイを用いたアサーショントレーニングが行われました。
女性管理職リーダー研修
2020年Moodle配信 ダイバーシティ職場環境 ー 群馬大学のSOGIガイドラインづくりの事例から ー詳細内容

女性管理職リーダー研修として『ダイバーシティ職場環境—群馬大学のSOGIガイドラインづくりの事例から—』をオンデマンドで配信しました。近年、SOGIの多様性に配慮するためのガイドラインの策定に取り組む大学が増加しており、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】においてもダイバーシティ職場環境づくりに向けて、教職員対象のセミナーを開催しました。講師には先進的な取り組みをしている群馬大学からダイバーシティ推進センターの長安めぐみ副センター長をお願いしました。長安先生からは、群馬大学の経験を踏まえて、各部局に蓄積されたSOGIに関する事例の洗い出しの重要性や、理念?方針及びガイドライン策定の方法や手続きについて丁寧な助言がありました。この講演後、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】においてもSOGIの多様性についての理念?方針の策定作業が開始されました。ダイバーシティ職場環境を作る視点はこれからの組織を導くリーダーにとって必須であることが良くわかりました。
2019年09月20日 職場の新常識!産育休と復帰を見据えた職場環境「職場の男性こそ知るべき産後ケア ?育休からの復帰後ますます活躍できる職場を目指して?」詳細内容

2019年9月20日NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんをお招きし『職場の新常識!産育休と復帰を見据えた職場環境「職場の男性こそ知るべき産後ケア?育休からの復帰後ますます活躍できる職場を目指して?」』を開催しました(朝倉キャンパス)。
女性も男性も私たちの体のメカニズムを意外と知りません。これらを知ることでより効果的な働き方を工夫できるように感じました。また、19日には前夜祭として「産後ケア人材を育てるシゴト」を岡豊キャンパスで開催しました。産後の母親の回復を支援する環境がこれまでほとんどなかった状況や、その重要性が認識されるようになり、様々な取り組みが行われていることがわかりました。
2019年02月20日 パーソナリティへの理解を活かしたパフォーマンス向上セミナー詳細内容

2019年2月20日(水)、特定非営利活動法人ライフサポートここはうすの桑原綾子代表を講師に招き、『パーソナリティへの理解を活かした パフォーマンス向上セミナー』を開催しました。学生の発達障害等への対応については教職員向け研修も行われることがありますが、職場における「大人の発達障害」「パーソナリティ障害」について周囲の対応について考えるセミナーはあまり聞かないので、ある意味のチャレンジでした。
自閉症スペクトラム症の側から見た「そうでない人たち」は「発達が平凡な障がいの人たち」(NT症候群)という視点は新鮮でした。そして、多数派である「そうでない人たち」がつくった仕組みや価値観に困惑し、不満を抱いている様子もうかがえました。
このずれを前にその克服には大きな困難さを感じた一方、組織図や相関図、スケジュール、指示、一次上司、一次部下などについて情報の視覚化を徹底し、語用、未理解同調への注意、判断業務の責任者、その人のターゲット?ストローク(何にぐっとくるか、モチベーション)を精査して、適切に運用することで、かなり業務の遂行が改善することも分かりました。用意した座席、ほぼ埋まるという盛況ぶりで、関心の高まりを感じました。
アンケート調査「188bet体育_188bet赌场-【平台官网】における働き方と生活に関するアンケート」
188bet体育_188bet赌场-【平台官网】のワーク?ライフ?バランスを推進するため、全学アンケートを実施しました。平成24年度に実施したアンケート調査の回収率は全職員の36%でしたが、紙媒体のアンケートに加えて、利用者のアクセスを容易にするためスマートフォンでも回答が出来るようにWEBアンケートを併用しました。その結果、67%の回収率を達成することが出来ました。アンケート実施の工夫もありましたが、平成24年度の調査時に比べ、教職員の男女共同参画やワーク?ライフ?バランスへの関心の高まりが感じられました。調査結果を分析した後に、報告書の概要版を発表したいと考えています。
結果報告「188bet体育_188bet赌场-【平台官网】における働き方と生活に関するアンケート」

2019年9月21日に宮井千惠理事(ワークライフバランス担当)により、「188bet体育_188bet赌场-【平台官网】における働き方と生活に関するアンケート」(2018年12月3日?2019年1月18日実施、回答者数:1,784名、回答率67.9%)の結果概要に関する報告がありました。
本学の教職員のうち、定時で仕事を終えて職場を離れることができなかった者は58%であり、その原因としては「仕事の量が多い」66%、「人手が足りない」39.3%でした。生活については、就業日の家事時間は女性3時間、男性1時間、育児時間は女性3時間35分、男性1時間15分、介護時間は女性59分、男性26分でした。現在の職場で困っていることでは、労働時間、給料の順に回答が多くありました。アンケートの結果、改善に向けては、労働時間を縮減するための業務の見直し(業務の優先順位、配分)、ペーパーレス化、IT化、会議の方法等、あらゆる可能性について検討を行い、できることから取り組んでいきます。
ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】休憩室(SANKAくんのおうち)

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】朝倉キャンパスの正門から左手にある樗クラブ1階に、ライフ188bet体育_188bet赌场-【平台官网】中の教職員、学生が利用出来る休憩室SANKAくんのおうちがOPENしました。授乳、搾乳、オムツ交換、お子さんとの休憩、子育て交流会などに利用できます。
利用時間:原則平日9時?16時30分まで
利用方法:人事課(本部管理棟3階)で鍵を借りて、ご利用いただけます。