消化器内科?内視鏡診療科での研修を希望される皆さまへ

指導医
小笠原 光成
Mitsunari Ogasawara
当科では決まった指導医についてマンツーマンでしっかり指導するといった方針ではありません。症例ごとの主治医がそれぞれの指導医といった感じです。ただ、わからないことがあれば、他の医師に尋ねても快く教えてくれると思います。(もし、むげにあしらわれるようなことがあれば、私にご一報を)
当科では胆膵?消化管?肝臓の3つのグループに分かれており、専門的に検査?治療を行っております。しかし、2024年の内視鏡診療新設以降もカンファレンスはともに行っており、全グループが協力して診療にあたっています。
当科の医師数はそれほど多いわけでもなく、外勤等で日中不在であることも多々あるかと思います。それでも困ったことがあれば、外勤先でも遠慮なく連絡してください。
せっかく当科を研修して頂けるのであれば、ただ症例数を稼ぐためだけに来るのではなく、様々な症例に触れて頂きたいと思います。他科と異なり、当科では多数の検査、処置を行っております。画像診断が多く、CTだけでも見飽きるぐらいの数かと思います。CTだけではなく、内視鏡画像もたくさん見ることができます。多くの方は画像を見る前にレポートを開くことが多いかと思いますが、当科研修の間はまず画像を見て、どこがおかしいのか、どこが正常と異なるのかを考えて頂きたいです。レポートがすべて正しいとは限りません。AI診断ではありませんので、読影医にも間違いはあります。もしかしたら、研修医のあなたが新たな異常を見つけることができるかもしれません。
当科では上部消化管内視鏡や腹部超音波も研修可能です。特に腹部超音波は侵襲なく、当直帯でも簡単にできる検査です。消化器専門医以外でもやってよい検査ですので、練習というと患者さんに怒られるかもしれませんが、受け持ちの患者さんを腹部超音波で診察してあげてください。他科研修中に腹痛の患者さんがいたら、腹部超音波で胆管炎や胆嚢炎を診断して当科に紹介をお願いします。
1,2ヵ月の短期間の研修ではありますが、皆様の研修が実りあるものになることを切に祈っております。(入局希望者も随時受付中です。)