施設について

面積は127.14haで、その内人工林面積74.5ha、天然林52.6haです。気象条件は温暖多雨地帯ですが、台風の襲来も多く、冬は寒風の強いとところであり、このため尾根筋はアセビ、シキミ、イヌツゲなどを中心として風衝地となっています。森林の大部分は、四国における暖温帯の上部に位置し、山の中腹において暖温帯との推移帯を構成し、モミ、ツガ群系からなっています。

圃場配置図(クリックで拡大)

  • 体験の森

    スギ、ヒノキの人工林で、下刈?除伐?間伐?枝打ちなどの保育作業を体験学習できます。

  • 技術の森

    比皆伐更新と長伐期大径材生産の組み合わせで、下刈、間伐、枝打ちの省力化を目指すこととし、帯状皆伐?群状択伐更新、長伐期2段林造成を行い、データの収集や展示を行っています。

  • 研究の森

    スギ?ヒノキの人工林、常緑広葉樹2次林、落葉広葉樹2次林が含まれています。その中に人工林の強度間伐試験地や観測タワー3棟があり樹冠の観測などが行われています。

  • 観察の森

    人工林植生を一区画とし伐採後放置し、その後の2次遷移が観察できます。また、モミ学術参考保護林、アカマツ自然観察保護林、広葉樹観察林などがありモニタリング調査が行われています。

  • ものづくりの森

    木材生産のための森林を管理しつつ、林内や林間の空き地を利用した特用林産物で、従来あまり試みられない方法も含めて、林地の有効活用法を模索するための森林群。

  • 教育実習実験研究センター

    学生実習や調査研究の拠点として利用されています。学生宿泊室7室、和室3室があり約60名程度宿泊でき、大講義室、実験室などがあります。

  • 法正林

    60年伐期の小面積(0.15ha)造林地です。

  • 避難小屋兼休憩施設

    1995年に建てられ、学生や教職員の休憩場所や避難小屋として利用されています。

  • FSセンター管理棟

    1Fはフィールド技術室、講義室、農場教員実験室、2Fには会議室、教員研究室があります。ここから嶺北フィールドに通っています。

農林海洋科学部附属 暖地フィールドサイエンス教育研究センター 嶺北フィールド(演習林)
〒783-8502 高知県南国市物部乙200 TEL 088-864-5205 FAX 088-864-5201