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Case.4
研究を、人生を、楽しむ。
谷口 ちさ
Chisa Taniguchi

- 所属
- 188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 学び創造センター キャリア開発ユニット
- 略歴
- 関西大学 社会学部 卒業。社会人大学院生として法政大学大学院 政策創造研究科 修士課程および博士後期課程 修了(政策学博士)。
3社での人事経験、フリーランス等を経て、2024年より現職。

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01研究者に進んだきっかけ私は高知市出身です。若いころは高知を出たくて仕方ありませんでしたが、30代を越えた頃から東京で出会う高知出身者に親切にしていただく機会が増え、それを機に高知に恩返しをしたいと思うようになりました。東京に居ながら自分にもできそうなこととして、高知の地方創生の研究をしてみようと、会社員時代に大学院に進学しました。
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02研究の魅力について現在の私の研究領域は、組織行動論やキャリア論が基盤であり、調査対象は「働く人」です。中でもインタビュー調査が好きで、日常会話ではなかなか伺うことのできない他者の人生や価値観のお話をじっくりとお聞かせいただく時間に魅力を感じています。一人ひとりの人生に思いを寄せる時間はとても豊かであり、この世に生きるすべての人がかけがえのない存在であると心から思える優しいひとときです。
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03現在の研究および生活現在は、メンタリング研究ならびにデベロップメンタル?ネットワーク(DN)研究を、支援者であるメンターの視点から行っています。この分野は、被支援者(プロテジェ)の視点に立った研究が多く、メンターがメンタリングやDNを通じて何を学び、その経験をどのように自分のキャリア開発に活かすのか等、明らかになっていない点が多くあります。それらを解明することで、研究成果を企業や組織の現場に実装していただく活動も積極的に行いたいです。
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04今取り組んでいる研究生きていれば、人は誰でも悩みます。私は、人が働く場面で何を感じ、何に悩んで、どのようにそれを打破し、成長していくのかを調査しています。研究分野は仕事の悩みを相談できる仕組み(メンタリング)、研究対象は主に相談される人(支援者:メンター)です。研究によってメンターが組織の中で成長するメカニズムがわかれば、組織はメンタリングに効果的に取り組みやすくなります。研究は必ず実務に活かせます。
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05研究に携わる仕事を目指す
若い方へメッセージあなたの「ワクワク」や「モヤモヤ」は、あなたが大切にしたいことや追究したいことと密接にかかわっています。あなたのワクワク?モヤモヤは、あなたにしかできない研究の入り口。ワクワク?モヤモヤに敏感になり、それを大切にしてください。研究は、思い通りにいかないからこそおもしろく、まるで人生のよう。ともに研究を、人生を、楽しみましょう。 -
06日常で大切にしている時間インプットとアウトプットの時間とバランスを大切にしています。自分の感じたこと、考えたことを言語化(アウトプット)すれば、それは可視化され、周囲の理解を得られるだけでなく、自分の血肉として定着します。ただ、アウトプットするためにはインプットも重要。研究のための学びだけでなく、読書、映画鑑賞、旅、人との会話等、さまざまなインプット時間を大切にしています。




1日の過ごし方
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7:00起床?出勤準備
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8:00のんびり出勤
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9:00
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11:00午前中は私にとって、最も集中力が高まる時間帯。
授業の企画、授業資料の新規作成、研究など、そのとき集中して取り組みたいことや、クリエイティブな業務を中心に行います。 -
12:00ランチタイム
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13:00
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15:00午前の続き、その他の業務 -
16:00
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17:00授業は主に5限。
学生が1日の終わりにキャリアについて考え、余韻のまま帰宅してもらうためです。 -
18:00帰宅
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19:00
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22:00居酒屋で近くに座ったお客さんとおしゃべりするのが好きです(様々な職業?経歴の方のお話を伺えます)。
また、ヨガで心身を整えたり、Zoomで勉強会に参加したりもします。 -
23:00就寝準備
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00:00就寝