医学部長メッセージ

学生も、教職員も、地域も、ともにワクワクできる学びの場、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部

昨年2024年に医学部長を拝命させて頂きました井上啓史（いのうえけいじ）でございます。小生は、高知県で生まれ育ち、1983年4月、高知医科大学医学部医学科に6期生として入学し、1989年3月に卒業後は本学医学部泌尿器科学講座を中心として、医学教育、研究開発、臨床業務、さらには啓発活動に携わって参りました。近年では、光線医療センター、次世代医療創造センター、骨盤機能センターなども兼任運営し、医工連携に基づいて研究開発を行い、高知から世界に向けて新規医療技術を発信して参りました。これらの経験を活かして、医学部運営を介して、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】全体の発展に尽力し、あっという間に1年間が経過しました。

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部は、1976年10月に高知医科大学として開学し、1978年4月には、第1期生を迎え入れることができました。1981年4月には、医学部附属病院が設置され、1998年4月には、看護学科が設置されました。そして、2003年10月には、旧188bet体育_188bet赌场-【平台官网】、旧高知医科大学が統合し、新たな188bet体育_188bet赌场-【平台官网】、そして188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部が誕生し、2004年4月から国立大学法人188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部に改変となりました。つまり、昨年2023年10月に、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部は統合20周年を迎えることができ、そして、1949年11月に開学した188bet体育_188bet赌场-【平台官网】としては、2024年11月に創立75周年を迎えました。これまでに4,000 人以上の卒業生を輩出しています。

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部では、高知医科大学の建学の精神を受け継いだ教育理念を有しており、他人を思いやる利他の心を持って、人として正しい道を歩み（敬天愛人）、真実を大切にしつつも、新しいものを生み出そうと努める（真理の探究）という確固たる姿勢で、生涯に亘って医学を学び、医療を実践できる人間に成長して頂けるように、多様性かつ専門性に富む特色ある医学教育プログラムが用意されています。特に、先端医療学推進センターよる「先端医療学コース」および家庭医療学講座による「家庭医道場」、これらは188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部が新しく始めた、言わば高知ブランドと言える医学教育プログラムであり、地域のみならず全国的にも注目を浴びています。「先端医療学コース」では、最先端研究の早期体験、アクティブラーニング、異年次教育を特徴として、医学研究マインドを育成します。また、「家庭医道場」では、医学生や看護学生が地域住民や患者さん、さらには地域医療を支える医療人とも交流し実践的に地域医療を学びます。

また、2022～2029年 文部科学省の研究拠点形成事業として、「黒潮医療人養成プロジェクト」が採択され、責任校である本学とともに、和歌山県立医科大学および三重大学が協働し、過疎高齢化、医療偏在化、地震?津波対策などの地域課題に対応しうる新時代の地域医療人「黒潮医療人」を積極的に養成しています。さらには、文部科学省の高度医療人材養成拠点形成事業プログラム（特色臨床研究基盤人材養成拠点）として、「先端医療学研究を軸に展開する、メディカルデータマイニングを活用可能な研究医養成プログラム」 が採択され、光線医療学、再生医療学、ゲノム研究などの特色ある先端医療学研究、新システムRYOMA3活用によるメディカルデータマイニング研究などを押し進め、かつ次世代医療創造センターにおける研究支援を学び、さらには質の高い臨床指導が実践できる高度医療人「先端医療フェロー」をも積極的に養成しています。

このように、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部では、先端医学と地域医療という、社会が求める2つの大きなテーマを中心に、先進的な医学教育を推進しています。学生も、教職員も、地域も、ともにワクワクできる学びの場、188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部は、これからも次世代の医学?看護学を開拓し牽引する高知ブランドの医師、看護師、医学研究者、医学教育者を育成し、高知から世界に向けて輩出していきます。

最後に、この場をお借りして、これまでの輝かしい歴史と伝統を継承してこられた卒業生とそのご家族、教員など関係各位のみなさまに、心よりの感謝の意を表するとともに、医学部さらには188bet体育_188bet赌场-【平台官网】の一層の飛躍を目指して尽力してまいる所存です。今後も引き続き、ご支援ご助力をよろしくお願い申し上げます。

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部長