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2025.04.01

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】医学部附属病院では、2024年2月より半導体レーザーによる再発性筋層非浸潤性膀胱がんに対する経尿道的レーザーアブレーション(TULA:transurethral laser ablation)を行っています。

筋層非浸潤性膀胱がんは膀胱がん全体の約7割を占めます。がんが筋層に達していない筋層非浸潤性膀胱がんに対し、国内で実施されている一般的な治療は「経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT:transurethral resection of bladder tumor)」という方法です。これは、尿道から膀胱鏡を挿入し、電気メスにて腫瘍部分を切除します。
それに対しTULAは尿道から膀胱鏡を挿入し組織変性能の高い半導体レーザーにより、腫瘍部を蒸散しながら止血を行う為、TURBT等の治療法と比較して出血リスクを軽減させることができます。また、海外の論文では再発までの期間を延長させることができ、生存期間内での手術回数を減らすことができるという報告もされています。
当院は国内初のTULA実施医療機関となります。(DOI: 10.1002/iju5.12803)また、当院で用いる波長980nmのダイオードレーザーは比較的新しい技術で、従来のレーザー機器と比較し、止血効果が高い中で組織に深くまで切り込まずに済むという利点があります。


以下が2025年3月時点での適応基準となります。

  • 再発性の低リスク*筋層非浸潤性膀胱癌
    (*単発?3cm未満?Ta?low grade?併発CISなしのすべてを満たす)


TULAは、海外では無麻酔下で日帰りにて手術が行われており、安全な手術であるといわれています。当院もその安全性を慎重に評価しながら、2025年3月現在、無麻酔下で手術を行っています。



[TULA実施の様子]

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